小学生のお子さんを持つ親の悩みとして多いのが、子どもが宿題をなかなか終わらせないってこと。
集中して取り組めば1時間以内に終わる宿題でさえ、3時間も4時間もかけて取りかかる小学生のお子さん。
こういう小学生は多いです。
どうして、小学生のお子さんは宿題1つやるのにこれだけ時間がかかるのか?
何故、集中して宿題に取りかかる事が出来ないのか?
正直、集中してサッサと宿題に取りかかる方が、遊べる時間も沢山確保できるから小学生のお子さんとしても良い筈なんだけど・・・
いつまでもダラダラと宿題やってる姿を見てるとイライラしますよね?
集中せずに宿題をやり、無駄に時間がかかる姿を見てると怒りたくもなります。
では、どうして小学生のお子さんは、宿題にあれだけ時間がかかるのでしょうか?
どうして、集中して宿題に取りかかる事が出来ないんでしょうか?
そこで今回は、
【小学生のお子さんが集中して宿題に取りかかる方法】
これについてまとめました。
もくじ(タップ可能)
集中して宿題に取りかかるには?
どれだけ親御さんが注意しても、どれだけ怒ったとしても、小学生のお子さんは宿題に集中しません。
どういう訳、宿題を終わらせるのに時間がかかるし、集中せずにボ~ッとしてる時間があります。
そんな小学生のお子さんに効果的な方法は3つ。
・立って勉強させる。
・目標時間を設定する。
・親も宿題をやる。
立って勉強させる
まずもって、勉強は座って行うという考え方が論外です。
ハッキリ言って、座りながらしか勉強してない人はバカです。
人というのは、座っているよりも立っている方が脳みそが活性化されて、頭の回転も速く集中力も持続します。
座って宿題に取りかかると、どうしても他のことへ注意が行ってしまったり、何か他のことを考えてしまうんです。
だって、座ってる方が立ってるよりも楽ですし、ボ~っとしいる時間が長くても疲れないから。
もし、立ちながら宿題に取りかかる場合、3時間も4時間も立っているのは疲れるので、どんなに長くても2時間くらいで宿題を終わらせるようになります。
頭の良い人や高学歴の人ほど、勉強するときは座りません。
英単語を覚えるときは散歩しながら覚えますし、座って勉強する人なんてバカな人だけです。
実際、座っているときより立っているときの方が脳みそが活性化するという事は、論文として発表されています。
立ってる方が血流も良くなりますし、どう考えたって立ちながら物事に取り組んだ方が効率が良いです。
常に机に座らせて勉強を教えている学校教育は、もはや愚かすぎてバカ丸出しな教育方法なんですよ(汗)
小学生のお子さんが宿題に時間がかかるというのであれば、まずは立って宿題をする様にしましょう。
座って宿題することを禁止してしまいしょう。
意外と、座るということに拒否反応を示している小学生は多く、立って宿題をやるだけで凄く集中する小学生もいます。
立ちながら宿題をさせるときは、小学生のお子さんが立ったときに丁度良い高さになるよう、机の高さを調節してあげてください。
ちなみに、私が普段から使っている机はこれです。
この机は、高さを調節できる机です。
座りたい時は机を低くできますし、立ちたいときは机を高くできます。
この机に変えるだけでも、小学生のお子さんが宿題にかかる時間は大幅に短縮できますよ。
目標時間を設定
何か物事に取り組むとき、時間を決めて取り組むというのは常識です。
学校の授業でさえ、1科目の授業時間は決まっています。
時間が決まっているからこそ、終わりが見えていて集中できるんです。
一方で、小学生のお子さんが宿題に取りかかるとき、何分で宿題を終わらせるか決めていますか?
宿題を終わらせる時間を決め、さらにタイマーをかけていますか?
「30分でこの宿題2ページを終わらせる」といった様に決める必要があります。
そして、30分のタイマーをお子さんの目の前に置き、1分1秒と時間が過ぎていっていることを自覚させましょう。
30分経てばとりあえず宿題という地獄から解放されるということを決めた上で、その30分は集中して宿題に取り組ませます。
・宿題が終わっていなくても時間が来たら終わり。
・時間内に終わらせられたらご褒美。
小学生のお子さんが宿題に時間がかかるのは、単に集中していないから。
集中していないのは、終わりが見えない状態で宿題に取り掛かり、更に時間はいくらでもあると思ってるからです。
どこまでを何分以内に終わらせるという目標を決めたら、時間内に宿題が終わっていなくても、もう宿題は終わりで良いんです。
「宿題の2ページを30分以内で終わらせる」という目標を設定したら、宿題が終わっていても終わっていなくても30分でひとまず勉強は終わりにします。
小学生からすると、とにかく30分だけで勉強から解放されるので、終わりが見えてて頑張れるんです。
だから、この30分は集中して宿題に取りかかるんです。
目標時間を決めてもダラダラと宿題をする小学生はいます。
そういうときは、目標時間内に宿題が終わったらご褒美を与えましょう。
そして、このご褒美はお菓子といった物ではなく、小学生のお子さんが本当に欲している物にしてください。
小学生のお子さんが本当に欲しいご褒美が何だか分かりますか?
それは【宿題なんてやりたくない。誰かやってよ!】という欲求です。
つまり、小学生のお子さんは宿題なんてやりたくないし、やりたくないことをやらせてるからダラダラと時間がかかる訳です。
じゃあ、制限時間内に宿題が終わったら「残りの宿題は代わりに親がやってあげる」というご褒美を設けましょう。
たとえば、宿題が3ページあるなら、2ページを30分以内に終わらせたら、残りの1ページはお母さんがやってあげる。
宿題は小学生のお子さんが自分でやらないと意味ないと言う親御さんもいますが、最初からお子さんだけに宿題を全部やらせるのって難しいですよ。
何のご褒美もないのに、小学生のお子さん1人に宿題を全部やらせるのって、孤独であり辛いものです。
だからこそダラダラと集中せずに宿題に取りかかるんです。
・宿題3ページをダラダラやって5時間かかる。
・宿題2ページを30分で終わらせ、その代わりに1ページは親がやる。
どちらの方が利口でしょうか?
バカみたいに時間を無駄にするよりかは、宿題の一部をお母さんが手伝ってあげるから、残りは集中して終わらせなさいっていう方が利口ですよ。
ただし、これはあくまで制限時間内に宿題を終わらせた場合に限ります。
2ページを30分で終わらせるという目標にしたなら、30分以内に終わった場合のみ、ご褒美として宿題の一部を手伝ってあげてください。
小学生のお子さんからすると、「頑張って集中して宿題やったら残りは親がやってくれる!」という事なので、これは効果覿面です。
小学生はもともと勉強したくない訳ですし、とにかく遊びたいんですよ。
だから、宿題をやらずに済む方法があるなら宿題なんてやりたくないですし、【宿題やりたくない!】というのが本当の欲求なんです。
じゃあ、その欲求を刺激して宿題に集中してもらう為に、宿題を制限時間内に終わらせた場合に限り、宿題の一部を親が手伝ってあげるんです。
これを何度も繰り返して慣れてくれば、最終的には小学生のお子さんが1人で全部の宿題をやる様になりますよ。
親も宿題をやる
宿題は自分でやらないと意味がないと言う親御さんが多いです。
しかし、本当にそうでしょうか?
やりたくもない宿題をダラダラと時間をかけて取りかかることは、お子さんのためになっているのでしょうか?
親御さんが手伝ってあげてでも、一緒に宿題を1時間で終わらせる方がお互いに有意義だと思いませんか?
小学生のお子さんからすると、
「どうして私ばっかり宿題やって!親はまったく宿題やらない癖に色々言ってくるし理不尽!そんなに言うならお母さんが代わりに宿題やってよ!」
というのが小学生の意見。
親御さんからすると、大人は働いてるし家事をやってる訳で、小学生は勉強するのが仕事だという言い分だと思いますが。
そんな言い分は小学生のお子さんに通用しませんよ。
だって、人に何かを強いるのなら、まずは自分が手本になってその姿を見せないと駄目じゃないですか?
親御さんが小学生のお子さんに「早く宿題を終わらせなさい」と言うのであれば、まずは親御さんの方が手本となって早く宿題を終わらせる姿を見せないと無理ですよ。
職場でも、命令ばかりして自分ではあまり仕事しない上司がいます。
こういう上司は回りからの信頼もないですし、この上司から何か説教をされたところで何も入って来ないですよね?
それと同じです。
宿題をやってもいない親から「早く宿題を終わらせなさい」と言われたところで、小学生のお子さんからすると「じゃあ、代わりにやってよ!」という風にしか思いません。
小学生のお子さんが集中して宿題に取りかかるには、まずは親御さんが手本を見せる必要があります。
同じ宿題を親御さんが目の前でやってあげる必要があります。
こうやって対等な立場になった上で、「早く宿題を終わらせなさい」と言わないと、小学生のお子さんは納得しないですよ。
こういった姿も見せず、
「どうしてそんな時間かかるの?」
「サッサと宿題終わらせなさい」
「親の言うことを聞きなさい!」
こんなことを親御さんが言ったところで、お子さんは聞く耳を持ちませんよ。
なぜなら、親御さんが小学生のお子さんと同じ立場に立っていないからです。
同じ立場になった上で、しっかりと宿題をしてる姿をお子さんに見せていないからです。
もし、お子さんがやってる宿題で解けない問題があれば、親御さんも勉強する必要があります。
お子さんが分からない勉強を親御さんが教えてあげるためにも、親御さんだって勉強する必要はありますよ。
それもしてない癖に、ただ頭ごなしに宿題を早く終わらせろって言われても、小学生のお子さんは納得いかないです。
まとめ
集中せずにダラダラと宿題に取りかかる小学生は多い。
だけど、それって割と普通のこと。
悪いのは、集中してない小学生のお子さんではなく、集中させてあげる環境や方法を整えていない親御さんの方。
小学生のお子さんなんて、宿題はやりたくないし遊びたいに決まっている。
それは小学生なら普通のことです。
決して悪いことではありません。
では、そんな小学生のお子さんに、どうやって時間がかかることなく宿題を終わらせてもらうかと言うと方法は3つ。
・立って勉強させる。
・目標時間を設定する。
・親も宿題をやる。
ハッキリ言って、小学生のお子さんを勉強に集中させることは簡単ですよ。
しっかりと環境を整えてあげて、その上で面白いルールを決めてあげると、小学生のお子さんは集中して宿題に取りかかること間違いなしです。
親御さんが宿題を手伝ってあげるとか、目標時間内に宿題を終わらせたら宿題の一部は親がやってあげるとか。
こういうのは世間一般的には正しいとはされていないですよね?
だけど、それって世間一般的のバカな価値観で物事を考えているからです。
勉強嫌いな小学生ですから、集中して宿題やったらご褒美に宿題が減るってしたら頑張るに決まってるじゃないですか?
こういったルールを設けないと小学生のやる気は引き出せません。
親御さんがお子さんの宿題を手伝うのは反対と言って、結局はお子さんがダラダラ5時間かけて宿題をやる方が良いんでしょうか?
小学生であろうと、1人の人格者です。
それを認めた上で、親御さんもお子さんと同じ立場になる必要があります。
宿題を手伝ってくれないし宿題をやってもいない親御さんから「宿題を早く終わらせなさい!」と言われたところで、小学生のお子さんは聞く耳持たないですよ。