年少の子供を幼稚園に連れて行くとき、子供が泣くことってありますよね? 幼稚園に行くのが嫌なのか、お母さんと離れるのが恐いのか。理由は分からないけど、年少の子供が幼稚園に行きたくないと泣く。
お母さんとしては、子供が幼稚園に行ってくれないと困ります。子供を幼稚園に送り出して家のことをやらないといけないし、泣く子供にいつまでも構っていられないですよね?
だけど、本気で泣く年少の子供を無理やり幼稚園に連れて行くのも何だか可愛そうな気がする・・・
かと言って、幼稚園を休ませる訳にもいかないし(汗)
年少の子供が幼稚園に行きたがらずに泣くときって、どうするのが1番良い対処法なんでしょうか? どうしたら、毎日泣くことなくスムーズに幼稚園へ行ってくれるのでしょうか?
そこで今回は、【年少の子供が泣いて幼稚園へ行きたがらないときの対処法】これについてまとめてみました。
もくじ(タップ可能)
年少の子供が泣くときの対処法
- 抱っこして連れていき、幼稚園の先生に引き渡す
- 幼稚園まで行ったらお菓子をあげると約束してみる
- 幼稚園の楽しいところを沢山教えてあげる
まずもって、年少の子供が泣くからといって、幼稚園を休ませることは絶対にしてはいけません。泣けば幼稚園を休めると思ってしまい、今度も子供は泣くことで幼稚園を休もうとします。
そして、泣く子供に対して情けをかけてはいけないんです。年少の子供に思いっきり泣かれると可愛そうになるものだけど、それでも心を鬼にして子供を幼稚園へ行かせましょう。それは、子供のためです。
年少の子供が泣いて幼稚園へどうしても行かないなら、抱っこしてでも無理やり連れて行きます。そして、幼稚園の先生に引き渡しましょう。
幼稚園の先生はこういった泣く子供の扱いに慣れていますし、幼稚園の先生に引き渡して任せてしまうのが1番確実です。
あとは、幼稚園まで行ったらお菓子をあげたりご褒美をあげる約束をして、子供に頑張って幼稚園へ行ってもらいます。
もし、泣く子供とお話できる余裕があるのであれば、「幼稚園へ行ったらこんな楽しいことがあるよ~」という話をしてあげます。泣く子供も、幼稚園が楽しくて魅力的な場所とわかれば、泣くのを止めて幼稚園へ行ってくれます。
最もやってはいけないのが、泣く子供に対して怒ることです。
- 「どうして泣いてばかりいるの!」
- 「時間がないんだから早く行くわよ!」
- 「いつもいつもいい加減にして!」
こういった風に、泣く子供に対して怒ってしまうのが1番マズイです。子供にとってお母さんは絶対に信用できる存在ですから、そのお母さんに怒られるとなると、子供は誰も味方がいないと思ってしまいます。
子供にとって味方でいてくれる最後の砦がお母さんなんです。まずは、泣く子供の話を聞いてあげてください。どうして泣くのか? どうして幼稚園へ行きたくないのかを時間をかけてでも聞いてあげてください。
泣いても幼稚園へは行かせること
年少の子供がどれだけ泣くとしても、幼稚園へは絶対に連れていきましょう。泣くたびに幼稚園を休ませたり遅刻させていては、子供はいつまだ経っても幼稚園へは行ってくれません。泣くことなくスムーズに幼稚園へ行ける日は訪れません。
だからこそ、無理にでも子供を幼稚園へ連れて行く必要があります。泣く子供を抱っこしてでも、無理やり幼稚園へ連れていき先生に引き渡す必要があります。
幼稚園に連れて行って先生に引き渡してさえしませば、後は幼稚園の先生がどうにかしてくれます。泣く子供への対応に関してはプロな訳ですから、プロである幼稚園の先生に任せるべきです。
お母さんは、とにかく泣く子供を幼稚園へ連れて行くことだけを考えましょう。
幼稚園へ着けば泣き止む
子供の慣れとは凄いもので、幼稚園へ行くことを物凄く泣いて嫌がっていた割には、幼稚園へ行くと意外とシレッとしているものです。幼稚園へ着くと意外と普通に遊んでいたりします。
つまり、幼稚園へ連れて行ってしまえば勝ちなわけです。どれだけ年少の子供が泣くとしても、お母さんと離れて幼稚園へ行くと泣き止み、幼稚園の友達と遊んでいるものです。
幼稚園へ行く直前に年少の子供が泣くのは、泣けば最終どうにかなると思っているからです。しかし、お母さんから引き剥がされて幼稚園へ着いてしまえば、どれだけ泣いてもお母さんはいない訳ですから、覚悟を決めます。
泣いても意味がないとわかれば、年少の子供は幼稚園のお友達と遊び始めます。
泣く子供も幼稚園へ行きさえすれば、幼稚園に慣れますし友達と遊びます。幼稚園に慣れて友達と遊ぶことが楽しいと気がつけば、幼稚園へ行くときに泣かなくなります。
泣くのは幼稚園が恐いから
結局のところ、年少の子供が泣くのは幼稚園が未知の場所であり楽しくないからです。楽しくないから行きたくないんです。幼稚園の楽しさよりも、お母さんと別れる怖さの方が勝ってしまうから泣くんです。
年少はまだまだ子供ですし、未知の場所へ行くことは恐怖でしかありません。ましてや、その未知の場所にお母さん抜きで行くわけですから、泣くほど恐いのも当然です。
子供にとって知らない環境は恐怖であり慣れるまでは辛いものですよ。
私が中学生だった頃でさえ、新しい塾へ入ったときは凄く緊張しましたし、塾で話せる人も少なくて辛かったです。大人ですら、引っ越して新しい地域で生活するとなれば、最初は少し緊張するし大変ですよね?
大人でも慣れてない環境は大変な訳ですから、年少の子供からすると、まだ慣れていない幼稚園へ行くことは壮絶な戦いなんです。
「幼稚園へ行けばもう2度と家に帰れないかもしれない」と思うくらい、幼稚園へ行くことは一世一代の大勝負なんです。
幼稚園に慣れてしまえば問題ない
幼稚園へ行きたがらずに子供が泣くのも、幼稚園に慣れるまでの話。年少の子供が幼稚園に慣れてしまい、幼稚園が楽しい場所とわかれば、泣くこともなくなります。
いかに、子供を幼稚園へ慣れさせつつ、幼稚園が楽しい場所ということを分からせてあげるかが勝負な訳です。「お母さんと遊ぶよりも幼稚園の友達と遊ぶ方が楽しい」となれば、泣くどころか幼稚園は自ら行きたがるようになりますよ。
お母さんからしてみれば、「幼稚園には友達がいて遊べて楽しい場所」という認識かもしれませんが、年少の子供からすると「幼稚園は未知の場所で恐い」という認識です。
たとえ、3ヶ月くらい幼稚園に通っていたとしても、子供からすると幼稚園って広いですし知らない子供だってまだまだ沢山います。
だから、年少の子供からすると、時間が経っていても幼稚園って慣れていないですし、恐い場所ではあるんです。
幼稚園の良さを教えてあげる
幼稚園が未知なる場所、恐い場所という認識をなくすためには、幼稚園に慣れるさせることが大切です。そして、幼稚園に慣れさせるためには、幼稚園の友達と遊ぶことが重要です。
幼稚園の友達と遊ぶことで、幼稚園が楽しい場所だとわかり、泣くことも減っていきます。
幼稚園に凄く仲の良い友達ができたり、先生と凄く仲良くなって子供との信頼関係ができれば、子供は幼稚園がむしろ楽しくなります。自ら幼稚園へ行きたがるようになります。
年少の子供が幼稚園に少し慣れてきたけど、まだ幼稚園へ行く前に泣いてしまうという場合は、幼稚園の楽しさを子供と一緒に確認してあげましょう。
- 幼稚園で◯◯君が待っているよ
- 幼稚園へ行けば◯◯先生に会えるよ
- 幼稚園で積木やるの好きなんでしょ?
こういった風に、幼稚園へ行くと仲の良い友達や好きな先生に会えるということを再確認してあげてください。
子供の話を聞いてあげること
泣いて幼稚園へ行きたがらない子供には、まず子供の意見をちゃんと聞いてあげます。年少の子供が幼稚園へ行かない理由は様々です。
日によって泣いたり泣かなかったりする子もいます。子供にしか分からない理由で、日によっては寂しくて母親と離れたなくないから泣くという子もいます。
お母さんから見たら大したことじゃなくても、年少の子供からしたら重大なことで、それが原因で幼稚園へ行きたがらないという可能性もあります。私の場合は、幼稚園の友達が怖くて幼稚園へ行きたくなかった時期もありました。
年少の子供が幼稚園へ行きたがらない主な理由は以下の3つです。
- 幼稚園が慣れてない
- 友達が嫌いで行きたくない
- 母親と離れたくない
この3つが主な原因ですが、泣く子供に「どうして幼稚園へ行きたくないのか?」を聞いてあげることが最も大切です。
子供とは繊細なもので、今まで普通に幼稚園へ通っていたのに、ある時期から泣いて幼稚園へ行かなくなることもあります。これは、子供にとっては何か重大なことが起きたからです。何か変化があったからです。
- 幼稚園で友達に意地悪されたのかもしれません
- 幼稚園の友達と喧嘩したのかもしれません
- 昨日、恐いテレビを見たからかもしれないです
- お母さんが死んでしまう夢を見たからかも
年少の子供が幼稚園へ行きたがらない理由は本当に様々です。とにかく、幼稚園へ行きたくない理由を子供から聞くしかありません。
私は、幼稚園の通学がバスでしたが、ある時期からバス酔いが激しくなり、バスで吐いてしまってからはバスで幼稚園へ行くのが怖くて行けなくなったことがあります。
子供が幼稚園へ行くのが嫌で泣く理由は、大人には理解できない些細なことである可能性もあります。だからこそ、年少の子供としっかりと話すことが大切になってきます。
幼稚園の友達が嫌いで行きたくない
私が幼稚園生だった頃、普段から一緒にいる園児が少し意地悪な子で、私はそれでもう幼稚園へ行くのがすごく怖くて行けなかったです。
幼稚園の友達がたまに軽く叩いてくるとか、それだけでも年少の子供からしたら壮絶な恐怖という子もいます。
実際、私はそうでした。私が幼稚園でよく一緒にいる子は、私にすぐ意地悪する子だったんです。ヒーローごっこするときは私が悪者役だし、私のおもちゃを横取りされるし。
でも、私がその園児を苦手だったことを親はまったく気が付かず、いつも一緒に遊んでくれる良い子だと思っていました。結果、私の親は、その子の親と仲良くしていました。だから、私からすると辛かった・・・
今になって思うと、別にその園児も意地悪って言うほどのことじゃなかったです。少し、自分勝手な子供だったというだけ。当時の私は、どうしてあの程度のことで、その園児のことを凄く怖がっていたんだろうなって思いますもん。
たったこれだけのことで、幼稚園へ行くのが嫌で泣くこともありました。年少の子供が幼稚園へ行くときに泣くのは、こういった大人には理解できない些細なことが原因の場合も多いです。
- 幼稚園の友達に少し叩かれた
- 強い口調で何か言われ
- ふざけて「嫌い」と言われた
こんな些細なことでさえ、もう幼稚園が怖くて行けなくなる繊細な子もいます。こういった理由のときこそ、お母さんが泣く子供の話をちゃんと聞いてあげて、子供の味方になってあげください。
嫌いな園児がいるなら他の園児と遊べるように先生にお願いする。友達と喧嘩してしまったなら、仲直りできるようにお母さんが協力してあげてください。
泣く子供に怒らないこと
幼稚園へ行くのを嫌がって泣く子供に対して、怒ることだけは絶対にしないでください。ごねる子供に対して怒ってしまうのは絶対に駄目です。子供が幼稚園へ行きたがらず泣くのには、何かしらの理由があります。
お母さんに泣いてすがるというのは子供にとってお母さんが心の拠り所であり、お母さんを信用しているからです。だからこそ、幼稚園が嫌で泣く子供に対して、お母さんだけは怒ってはいけません。
しかし、年少の子供がどれだけ泣くとしても、負けないで幼稚園には行かせるようにしてください。泣く子供を見ていると可愛そうに思えますが、心を鬼にして無理やりでも幼稚園へ連れて行きましょう。
泣く子供でも幼稚園へ連れて行ってさえしまえば、後は先生が何とかしてくれます。プロである幼稚園の先生に任せた方が良いです。
私が大人になった今に思うと、幼稚園を行くのをあれだけゴネて親には迷惑かけたなって思います。
今となっては、たかだか友達が少し意地悪だったというだけで、泣いて幼稚園へ行くのを拒否して、本当に根性のない子供だったなって思います。幼稚園へ行くのを嫌がり、親には本当に迷惑をかけたと反省しています(汗)
一方で、泣く私に対して親が不機嫌になることもあり、辛いときもありました。
幼稚園生の頃、歌の発表会で私は緊張しすぎて泣いてしまい、私だけ舞台に立てなかったことがあります。そのとき、母親は本当に怒っていて私は凄く辛かったです。
もちろん、土壇場で泣いてしまった私が悪いです。親は私が壇上に立つのを楽しみにしていたでしょうし、親をガッガリさせてしまったと心底思います。本当に申し訳なかったです。
しかし、それは大人になった今だからこそ思えることです。幼稚園生だった頃の私は、緊張のあまり泣いてしまった私に対して母親が怒っていて辛かったです。
だから、あなたのお子さんが幼稚園へ行くのが嫌で泣くのでしたら、怒らないであげてください。まずは、ちゃんと子供の話を聞いてあげてください。年少の子供は、本当に些細なことで幼稚園へ行くのが嫌になってしまうものです。
まとめ
年少の子供となれば、幼稚園へ行くのが嫌で泣くことは多々あります。日によって泣くこともあれば泣かないこともあります。昨日までは笑顔で幼稚園へ行っていたのに、ある日から幼稚園へ行くとき泣くようになることもあります。
あなたのお子さんが、いつも泣くようであれば、
- 抱っこして連れていき、幼稚園の先生に引き渡す
- 幼稚園まで行ったらお菓子をあげると約束してみる
- 幼稚園の楽しいところを沢山教えてあげる
以上の方法を試して、年少の子供をどうにか幼稚園へ連れて行ってください。幼稚園へ連れて行きさえすれば、あとは幼稚園の先生が何とかしてくれます。
もし、あなたのお子さんが幼稚園で孤立していたら、幼稚園の先生が友達の輪に入れてくれるように協力してくれます。あなたのお子さんが幼稚園を楽しめるように、先生が何とかしてくれます。
まずは、年少の子供が泣こうが喚こうが、幼稚園へは連れて行ってください。そして、できることなら、お子さんの話をちゃんと聞いてあげてください。
お子さんと話をして、お子さんが「どうしたら幼稚園が嫌いじゃなくなるか?」を考えてあげてください。
絶対に、年少のお子さんを怒ることだけはしないようにしましょう。年少のお子さんにとって、お母さんは味方でいてくれる最後の人ですから。